毎日幸せを感じるために

幸せをもっともっと感じるために、毎日の気づきを書いていきたいと思います。

コーヒー豆を挽く

こんにちは、あんです。


私は1日のうちで朝が一番好きです。目が覚めてからようやく最終的にベッドから出るまでの間に、私の好きなポイントが山のようにあります。が、今日は、その次の、ベッドから出て一番初めにすること、コーヒー豆を挽くことについて書きます。


これまで、朝はコーヒー党だったり、紅茶党に変わったりと色々ありましたが、この数年はコーヒー党です。お気に入りの電動のコーヒーミルをおそらく十年以上使っていましたが、この5月に、手動のコーヒーミルに替えました。


友人宅を訪問した際に、そのお宅で使っていらしたのが、ハリオの手動のコーヒーミル。見た目が少しレトロな感じに一目惚れし、そこへ友人の"一杯分を挽くのに丁度いいのよー、残ったらそのまま密閉できるし"などのコメントが加わり、その上一緒に訪れていた他の友人が、早速その場で家族へのプレゼント用にとネット注文を終了してしまうという早業をやってのけ、久々に購買意欲がでた私は、帰宅後すぐにネット注文、手に入れました。


十年ものの電動ミルは、きれいに掃除をして保管。将来いつか使うから死なないでねと伝えてあります。


早速手動ミルを使ってみたところ、手で回す作業がかなり難しい。本体を支えきれずガクンガクンとなって、コーヒー豆は飛び散るし、一杯のコーヒーを淹れる量を挽くだけで一仕事となりました。後で分かったのですが、その時買っていたコーヒー豆がたまたまものすごく硬かったので、特に大変な思いをしたようでした。その後違うコーヒー豆を買ったところ、比較的するすると挽けました。今は新しい豆の袋を開けるたびに、ちょっと緊張です。


自分のために淹れる朝のコーヒーを、手で豆を挽くところから淹れる、というアイディアが、実際にやってみてとっても気に入りました。翌日から、朝一番にコーヒー豆を挽くのが日課になりました。


5月から現在まで、家を留守にした7月初めの五日間ほどを除いて、ほぼ毎朝コーヒー豆を挽いています。その五日間の留守から帰宅した翌朝、豆を挽こうとして、いきなり腕の力の衰えを感じたのを覚えています。"う、う、う…"という感じ。コーヒー豆を挽くのって、友人は軽々挽いてたけど、実は腕の力が必要だったんです。この友人はテニスをされるので、腕の力は問題なし。私はというと、おかげで鍛えられました。だって毎日ですもの。私が挽かないと、コーヒーが飲めない。


最近は、腕の筋肉のバランスを考え、右手でコーヒーミルを支えて左手でハンドルを回す方法も試しています。これがなかなか難しいです。


明日の朝も、コーヒー豆を挽くのが楽しみです。

カストラート

こんにちは、あんです。
3日ほど前から、映画カストラートの音楽にはまっています。


原題はFarinelli Il Castrato。ヘンデルの時代に活躍したカストラートの一人ファリネッリが主人公です。カストラートは去勢された男性歌手。去勢する理由は、平たく言えばボーイソプラノを残すため。でも身体は成長するためにボーイソプラノと男性の低い声の両方を使えるようになる、ちょっと今考えたら恐ろしい歌唱能力を持つことが可能になります。"カストラート"でググったら、ウィキペディアと、この映画の写真が検索されますので、興味のある方は是非。


なんとも悲しく美しい映画です。今から15年以上も前に日本の衛星放送で始めて観て大変感動し、というのも映画のみでなく、このカストラートの"声"を"造る"プロセスが、映画そのものに引き続いて放映された"メイキング オブ カストラート"で紹介されていて大変な衝撃を受けました。


女性の低い声、記憶ではおそらくメゾソプラノの方の声と、男性の高い声のカウンターテナーの方の声を混ぜ合わせて、"造る"んですね。しかも歌の伴奏はもちろんオーケストラで、できるだけ史実に基づいた楽器で演奏している。観ていて鳥肌が立ったのを覚えています。特にカウンターテナーの方が素晴らしい…


アメリカへ来て数年後に、この映画で使われたカウンターテナーの声の、ご本人が出演される演奏会がスタンフォード大学であり、もうあまり音楽会へは行かなくなってたのですが、これは逃しませんでした。


カストラートのDVDも購入し、おそらく50回は観たと思う、もっとかもしれない、音だけを聞いている時もあったので。


それから何年も経ち、カストラート熱もとっくに冷めていましたが、3日前、iTuneでなんか音楽買おうかな〜と思った時に、ふと思い出したのがこのカストラート。もしかしたらまだサウンドトラックを売っているかもと思って探したら、ありました。


そして、完全に今、はまっています。恥ずかしながら、一緒に、歌ってしまっています。(歌詞は知らないですけど(笑。イタリア語だし。)


音楽は私の人生で不可欠なものでしたが、十年ほど前に理由があって断念していました。それまではフルートを吹いていました。その後、ピアノはたまに、ほんとにたまーにですが弾いていました。一番最近の引越しの際、この家ではアップライトピアノの重さに床が耐えられない可能性があり、泣く泣くピアノは貸し倉庫へ。その代わりのように与えられたデジタルピアノを初めて触った時に、当たり前ですがボタンを押したらいろんな音に変えることができ、その中にチェンバロの音を発見。それからはチェンバロの音で古典音楽を弾き始め、縁あってその数ヶ月後には、本物のチェンバロがうちにやってきました。(絶対シンクロニシティーだと思っています。)


十年間ほど、ほとんど音楽らしい音楽をやっていなかった、というか、感覚的、感情的に音楽ができなくなっていたんだと思うのですが、今また、音楽を再開し、チェンバロという新しいチャレンジができ(これが、弾くのがとっても難しいんです。ピアノと全然違う…)、そして今回、15年以上も前に出会って大感動した音楽に再感動。


次はどんな出会い、再会があるか、少々おっかなびっくりながら楽しみです。

映画

こんにちは、あんです。


朝食後そのまま食卓についてネットを見ていたら、猫のリリィが膝に乗ってきました。いつもすることなのですが、そういえばお盆の間はこなかったなと気がつきました。お姉ちゃん猫が帰ってきてて、私の膝を占領してたのかも。生きてたときはいつもそうでしたから。ちょっとほろっとしましたが、気を取り直し、この膝猫のせいで動けないのでブログの記事を書くことにしました。


最近立て続けに映画を見ました。(家で、です。)


アリスのままで:
若年性アルツハイマーになる女性の話。主演のジュリアン ムーアは大好きな女優の一人。予告を見てとても観たいと感じましたが、映画館に出てた期間は短かったようで見逃していました。先週、普段は全然開けないiTuneのホームページをたまたま開けたら、今週(すでに先週ですが)のおすすめ映画として格安のレンタル。シンクロニシティを感じました(大げさ?)。"今"を生きることの大切さを、もっと、常に感じようと努力しているつもりですが、その気持ちをさらに押されるような映画でした。


崖の上のポニョ:
宮崎映画は見たことがなかったのですが、昨年末に"風立ちぬ"を観て、こんな素晴らしいものを見逃していたとはなんたること!ということで、昔のものから一作品づつ観ることにしてきました。この週末はポニョ。えー金魚の話?と思ったらやっぱり大間違いで、感動の連続で見終わりました。(これまでにも、えー豚の話?とか、えー子供の話?と思いつつ、見終わったら大泣き、のようなことをやってきております…) 宮崎映画は、要所要所に心理学を感じさせる言葉、映像があり、どうしてもそれにいちいち反応してしまうので、見終わったらかなり疲れます(笑。


永遠の0:
ポニョで心理的に疲れてるのに(笑)なんでまたこんな映画を、という感じですが、ポニョを見た翌日(昨晩)に見る羽目になってしまいました。私は、戦争シーン、それも実際にあったであろうシーンの再現、というのを見るのに弱いのでそれについては心理的疲労を感じましたが、映画はとても好きになりました。


それでは、膝猫も去ったことなので、本日の通常スケジュールを開始します。今日も、何か心に響くことを感じることができますように。