毎日幸せを感じるために

幸せをもっともっと感じるために、毎日の気づきを書いていきたいと思います。

花影

こんにちは、あんです。


テーブルにできた花の影。これについては後ほど。


風邪を少し長引かせてしまって、家に数日間こもっていました。


緑茶と、ビタミンCのサプリメントを切らしていたのが、おそらく風邪が長引いた原因。また、風邪の症状の進行中でも比較的気分が良い午前中に、油断して動き回って体力を消耗してしまう癖があることにもやっと気づき、今後の対策にしたい(せねば)と思いました。


この週末はイースター(復活祭)でした。イースターのお祝いのために、店頭には色とりどりの花が溢れます。(色とりどりのお菓子も。)花がよく売れる日としてはバレンタインデーがありますが、2月はまだ冬で花が咲く時期ではないし、バレンタイン用に用意されている花は、紅バラを中心としたロマンチックで少し高価な花が中心。それに比べてイースターは春で、様々な花が咲き始める時期です。特にイースターには、お澄ましをした花よりも、どちらかというと野の花に近いような花、ピンク、薄紫、黄色、オレンジ、といった明るく元気な花が店頭に並びます。


私は水曜からずっと家にこもっていたので、マーケットに出かけて花を選ぶ、という楽しい遊びができませんでしたが、その代わりに、お気に入りの食品宅配サービス(グッドエッグス)を利用して、土曜日に小さなオーガニックの可愛い花束を届けてもらいました。


きっちり巻かれた小さい花束を解いてみたら、まるで乾燥わかめが水の中でわわっと広がるがごとく、たっぷりの新鮮な切花が出てきました。早速、小ぶりの水差し2つに分けて活けてみる。



イースターのうさぎさんを彷彿とさせるような菖蒲。釣鐘型の小さな花が連なる枝は、目が醒めるようなピンク。野外を感じさせる麦の穂。この日に花束をオーダーしたのは大正解で、大満足です。



そして、週末が過ぎ、平常心を取り戻す月曜日の朝。まだ外が薄暗い時間に明かりをつけて本を読んでいたら、テーブルの上に綺麗な影ができていました。


今日、この時間に、この場所に座って本を読まなければ、見逃したはずの現象です。こんな小さな嬉しい偶然に出会うと、本当に心がほんわりします。


今週は少し雨が降るらしい。少し乾燥が続いていたので、お湿りもいい具合です。体調も戻りつつあり、引越し以来ずっと休んでいたエキササイズを今日から再開します。良い週になりそうな予感です。


今日のリリィ。


朝8時と夜8時にお薬を飲むリリィ。大抵その時間になるとそわそわして私の周りを動き回りますが、今朝は私の方が準備できていませんでした。小さな錠剤を、またまた小さく4つに割って、本当に爪の先ほどを与えるのですが、まとまった量の錠剤を4つに割って保管しているのを切らせていました。「ちょっと待ってね」と声をかけながら準備をしていたら、待てなかった彼はお布団に潜り込んでしまった。機嫌よく暖かい布団に包まれてグルグルいっているのを見ると本当に申し訳なく思うのですが、この写真を撮った後、引っ張り出してお薬を飲んでいただきました。(その後、また戻っていかれました。)


では皆様、今日も良い1日をお過ごしになりますように。

日常 〜 4月

こんにちは、あんです。


先週見かけた白椿。今日もそばを通るので、お顔を拝見するのが楽しみ。


新しい環境で、早速喉がいがらっぽくなりました。旧宅が木造の一軒家だったのに比べて、ここは鉄筋の高層マンション、髪が常に静電気で顔にまとわりつく程、室内が乾燥しています。そこへ、寒暖の差があるこの時候のせいか、今朝目覚めたら喉の調子がおかしい。


冷蔵庫に大根があったのを思い出しました。こんな時のための大根。ハワイ土産のハチミツもあるし、大根飴を作ろう。


小ぶりの容器に、大根を薄いいちょう切りにしたのを入れ、上からハチミツをかけて、待つ事5分。もう、大根のシロップが滲み出ています。



こんな小さな手仕事をしただけで、なんだかとても大きな満足感。ああ、私はここに住んでいるんだなあ、という感じがしてきました。


1つ嬉しいことをすると、もっとやりたくなる。私をいい気分にしてくれるものは何か?


今チェンバロが手元にないのですが、いざという時(鍵盤に触りたいという禁断症状発生)に備えてデジタルピアノを持ってきています。布に包んでベッドの下へ置いていたのを引っ張り出し(重い…)、小さな音でデゥフリを弾く。(もちろんチェンバロ音の設定で。)



15分も弾くと満足します。部屋の真ん中に出してしまったデジタルピアノ、うーむ、この後どうしよう。とりあえずほっておきます。


その間、リリィがバスルームの方から何かを訴えています。電話を持って確認に行く。



彼は、旧宅時代、私の目を盗んで浴槽へ入り込むのが好きでした。そこに残っている水滴を舐めたいらしい。水滴を舐めるのはまだいいけれど、濡らした足のままリッターボックスに入っちゃうとその後が大変です。おそらくそのせいで私が無意識に発していた「浴槽浸入禁止」のサインを感じていたらしい彼は、それこそ「私の目を盗んで」浴槽へ侵入していました。


新宅の浴槽にはガラスのドアがついています。さすがのリリィにも重くて開けられない。ここへ来てからは、積極的に私を呼んで、浴槽のドアを開けるよう指示をするようになりました。しかも、その時に応じて、自分の入りたい側のドアに開いていて欲しいらしい。特に浴槽側にいて出たい方のドアが空いていないと、まるで空気がなくて窒息でもするかのごとく、開けてくれろと訴えて鳴きます。いつの間にそんなにわがままになったのお前は。


私の好きな、ゆったりと進む日常の流れが、だんだんと戻って来つつあります。嬉しい。


昨日の午後、ベッドに潜り込んでいたリリィ。


今日も読んでいただいてありがとうございます。
皆様の1日が良いものでありますように。

花冷え

こんにちは、あんです。



この数日気温が上がっていましたが、今日は昼になってもまだ肌寒いです。


私の田舎(四国、松山)では、お雛祭りは旧で祝います。好きでたくさん集めているお雛様ですが、新居は狭いので、お雛様は一対だけを持ってきました。まだ箱だらけの新居ですが、なんとか清浄な場所を整えて、4月3日に間に合うように出してあげられました。



前回の記事は、リリィの引越しの翌日に書きました。もうひと月ぐらいブログのアップをしていないと思っていましたが、数えてみたら2週間ほど。なんだ、まだそのくらいしか経ってないんだ。通りで家の中がまだ片付かないはずです。


やはりこのトピックは終わらせておきたいので…


ハプニングその10: ネズミさん事情(7)


ネズミさんのベッドルームへの出現に、まんじりとしないまま恐怖の二夜を過ごした、その後です。


ドアの下のほんの小さな隙間を通り抜けてくる敵。布を詰めても充分ではありません。テープでドアというドアを目張りして密室にしてしまうと、住んでいる私たちがとても不便になりますが、もう背に腹は変えられません。安心して居られる場所を作ることは、深刻になってきていた睡眠不足の改善のためにも必要でした。


幸い、引越しの荷造りのために、ビニールテープがたくさんありました。早速ドアの下の隙間をテープで埋める。ドアによっては日中出入りをするので、ある程度剥がれてもすぐに修正できるように工夫しました。


「これで完璧か」と思ったのですが…なんとその晩は、就寝後しばらくしたら、敵は外側からテープを齧り始めました。


「そこまでするんだ!」驚きでした。食べるものがなくて、本当にあちらもデスペラードになっていたのかもしれません。齧る音が聞こえる度に、懐中電灯で照らしてテープの具合を確認したり補強したり、敵の様子を伺ったりして、その晩もほとんど寝られず。


翌日、捕獲作戦に移ることにしました。捕獲だけです。「この家の中で餌を狙っていると、不快な事が起こるので、よそへ行った方が良い」と理解してもらうためです。とてもシンプルな仕組みの捕獲箱を、当日着で注文。プラスチックの透明な箱の、奥に餌を入れる場所があり、手前から入りこむと、蓋が閉じる仕掛けになっています。仕掛けておく時間は最高でも2、3時間。これは、捕獲されたネズミさんがストレスを受けすぎないための配慮です。(説明書にちゃんとそう書いてあります。)申し訳ないけれども、餌は喜んで食べていた(らしい)キャットフード。


プラスチックの箱には、ドリルで空気穴を開けてやりました。(もう、本当に手間がかかるったら…)


3時間ほど出かける際に設置してみたら、1匹捕まっていました。餌を目の前に、小さなスペースで落ち着きなくごとごとと動いている。不快だったね、本当にごめんなさいね。これに懲りて戻ってこないことを念じながら、家の外へ放してやります。(放す作業は家人がやってくれました。)


結局この方法で捕まえたのは、述べ4匹のみでしたが、ちょっと嫌な思いをした上に、どうも食べるものは見当たらない事、外も暖かくなってきた事、などの理由からか、恐怖の二夜から1週間ほどで、ネズミさんの姿を見なくなりました。


リリィの引越の日に、私も身の回りの物だけを携えて引越し、翌日、荷造りを進めるために旧宅に戻り、家中のドアの目張りを外して回りました。


まさに、つわものどもが夢の跡、です。(今、タイムリーにも、ラジオからゲームオブスローンの音楽が流れてきた。)


そして、引越しも終え、旧宅は先週家主にお返ししました。


年明けから始まったハプニング。薬缶の空焚きから始まり、ワイファイの繋がり具合、そしてネズミさんとのバトルと引越。4月になり、ようやく落ち着きを取り戻した感があります。


思い返すと、この間良いこともあったのです。2月には、2日連続の古楽器の演奏会と、友人たちとの美術館巡り。また、サンフランシスコバレエの今シーズンの注目、世界初演の「フランケンシュタイン」は、音楽、振り付け、舞台全て、本当にとても美しかった。


三月の満月の晩、月の光を浴びての瞑想は、ネズミさん騒動並びに引越しのドタバタの中、とても心が安らぎました。満月は高周波を放っているのだそうで、それを体に受けるとデトックス効果が期待できるとか。


三月はお茶のお稽古もスケジュールが密で楽しく、地元の出張所の大先生に、濃茶のお点前のお稽古をつけていただく機会にも恵まれました。米国に住んでいても、日本の文化に存分に浸る事ができるのは、本当にありがたい事だと思います。


そういえば、タロットカードリーディングもしていただいてとても興味深かったのです。記事にしたかった出来事がたくさんありました。また、思い出しながら書いていけたらいいなと思います。


今日のリリィ。さっきから姿が見えないと探していたら、クローゼットにある家人の布のバスケットの中にいました。その中に入っていて良いのかどうか、私は知りませんが、家人はリリィにとても寛大なので許してもらえるでしょう。




では皆様、本日も良い1日をお過ごしになりますように。