こんにちは、あんです。

エイズ メモリアル グローブへ行ってきました。

朝9時半頃、外の気温をチェックしたら48℉。50℉を下回るとかなり涼しいので、これは出かけるチャンスだ！と、ゴールデンゲートパークを歩いてきました。今検索してびっくり、48℉は9℃、涼しいわけだ〜。

長袖のタンガリーシャツでは寒いくらい。でも太陽は照っているし、ずっと歩いて暖まるので、気にせずに出かけます。家からゆっくり10分くらいアパートやコンドミニアムの間を抜け、大きな通りを渡ると、もうすぐそこから先がゴールデンゲートパーク。散策の道は山程あって、どこへ向かってもいい。どっちに行こうか考えるのも楽しい。今日はエイズメモリアルへ行くと決めているので、迷わずそちら方面へ向かって歩きます。

鬱蒼と茂った草木に囲まれていて、人と全然出会わない寂しい場所もありますが、私はこのパークからはポジティブなエネルギーが出ていると信じているので、安心して歩きます。犬の散歩をしている人に会ったり、ゲートボール場があったり(あるんです、日本みたい笑)。結構すぐにエイズメモリアルの入り口に行き着きます。

やっぱり今年は水不足だなあ、いつもより空気が乾燥している感じ。でもこの小道へ入って感じるひんやりした空気は同じ。私の他に誰もいません。

足元に大きな丸い記念の碑(直径5メートルかもう少し大きいかな)が広がっていて、エイズで亡くなった方の名前が2,000位円状に彫られています。つい気が付かずに名前の上を歩いてしまいそうな、暖かな陽だまりになった、柔らかい空気に包まれた場所です。気が付かずに歩いちゃってる人よく見ます。私はそれもいいなあと思うのです。来るものを拒まない感じ。

真ん中には長い茎のついた赤い薔薇が、30本くらい丸く寝かせて置かれていました。最近訪れて供えていった様子で、まだ花が赤く、乾いてない。

大きな丸い碑の周りを青々とした背の高い草木が囲み、その場所を守っている感じ。いつも折り鶴が下がっている一角があります。どんな意味があるのか。綺麗なしっかりとした和紙で折ってある、15センチほどの折り鶴です。銀色の模様が光ってまるで水滴が付いているみたい。先日のオバマさんの広島の折り鶴を思い出しました。

奥へ進むとレッドウッドの森になっていて、背の高いたくさんのレッドウッドの足元に、水はないけれどもまるで小川があるかのように、岩や石が配置してある。そしてその上に数え切れないほどの積み石。化野の河原のような。観光地で、上手にバランスをとって載せた石をアートのように見せているのを目にすることもありますが、ここにある積み石は遊びじゃない。積んだ人の気持ちがそこへ残っているような感じ。でも暗いとか怖いとかいう感じが一切しない。不思議な場所です。

小さな庭園で、すぐに通り過ぎてしまえます。小さい丘を少し越えれば、賑やかな科学館の裏へ出たり、子供たちが草野球をするフィールドへ出たり。太陽の眩しい光が、線を引くような、輪を描くような感じで、行き交う人みんなに降り注いでいました。

今日行けて良かったな。昨日ブログで行きたいなあとお願いしたから叶ったんだろうなと、ほっこりしています。

今日も皆様の1日が良いものでありますように。