日常 〜 4月
こんにちは、あんです。
先週見かけた白椿。今日もそばを通るので、お顔を拝見するのが楽しみ。
新しい環境で、早速喉がいがらっぽくなりました。旧宅が木造の一軒家だったのに比べて、ここは鉄筋の高層マンション、髪が常に静電気で顔にまとわりつく程、室内が乾燥しています。そこへ、寒暖の差があるこの時候のせいか、今朝目覚めたら喉の調子がおかしい。
冷蔵庫に大根があったのを思い出しました。こんな時のための大根。ハワイ土産のハチミツもあるし、大根飴を作ろう。
小ぶりの容器に、大根を薄いいちょう切りにしたのを入れ、上からハチミツをかけて、待つ事5分。もう、大根のシロップが滲み出ています。
こんな小さな手仕事をしただけで、なんだかとても大きな満足感。ああ、私はここに住んでいるんだなあ、という感じがしてきました。
1つ嬉しいことをすると、もっとやりたくなる。私をいい気分にしてくれるものは何か?
今チェンバロが手元にないのですが、いざという時(鍵盤に触りたいという禁断症状発生)に備えてデジタルピアノを持ってきています。布に包んでベッドの下へ置いていたのを引っ張り出し(重い…)、小さな音でデゥフリを弾く。(もちろんチェンバロ音の設定で。)
15分も弾くと満足します。部屋の真ん中に出してしまったデジタルピアノ、うーむ、この後どうしよう。とりあえずほっておきます。
その間、リリィがバスルームの方から何かを訴えています。電話を持って確認に行く。
彼は、旧宅時代、私の目を盗んで浴槽へ入り込むのが好きでした。そこに残っている水滴を舐めたいらしい。水滴を舐めるのはまだいいけれど、濡らした足のままリッターボックスに入っちゃうとその後が大変です。おそらくそのせいで私が無意識に発していた「浴槽浸入禁止」のサインを感じていたらしい彼は、それこそ「私の目を盗んで」浴槽へ侵入していました。
新宅の浴槽にはガラスのドアがついています。さすがのリリィにも重くて開けられない。ここへ来てからは、積極的に私を呼んで、浴槽のドアを開けるよう指示をするようになりました。しかも、その時に応じて、自分の入りたい側のドアに開いていて欲しいらしい。特に浴槽側にいて出たい方のドアが空いていないと、まるで空気がなくて窒息でもするかのごとく、開けてくれろと訴えて鳴きます。いつの間にそんなにわがままになったのお前は。
私の好きな、ゆったりと進む日常の流れが、だんだんと戻って来つつあります。嬉しい。
昨日の午後、ベッドに潜り込んでいたリリィ。
今日も読んでいただいてありがとうございます。
皆様の1日が良いものでありますように。