うちの子に迎えて
こんにちは、あんです。
三日連続で、兄弟猫との出会いの物語を読んでくださってありがとうございました。
さらっと書こうと思ったのに全3話になってしまいました笑
現在、亡きリリィのことを思ってまだたまにほろっとなりつつも、荒ぶる2にゃんに右に左に翻弄される毎日を送っています。
最近のある日の2にゃん。朝はこの窓から外の空気を感じるのが好き。
しばらくは、この兄弟猫のことを書こうかなと思います。字数をある程度限定しながら。そうじゃないといつまでも書き続けてしまいそうです。
動物愛護施設から連絡を受けて出向いた2020年1月のあの日、手元にはキャリーバッグが一つだけしかありませんでした。2014年にお姉ちゃん猫を亡くして以来、キャリーバッグはリリィのもの一つしか必要なかったですから。(お姉ちゃん猫のキャリーバッグはちゃんと貸し倉庫にしまってあり、晴れてこの数ヶ月前に手元に戻ってきました)
引き取る日の1週間前に兄弟猫に出会った時には、彼らは本当にちっちゃかったのです。それぞれ、片手でホイっと抱えられるくらいちっちゃかった。それで、リリィが使っていたキャリーバッグに、2にゃん一緒に入れて連れて帰れるかも、と思いました。
が、予想を大きく翻し、前にも書きましたが病み上がりにも関わらず、彼らは大きく成長していました笑
いえ、これは良いことなんですけどね、元気に大きく育つのは良いこと。病み上がりなら特に。
係の方に、とりあえず今は一つしかキャリーバッグがないこと、必要なら、施設にあるお店で購入できる段ボールの紙でできたキャリアーを購入することを伝えましたら、
バッグを抱えて、2にゃんを奥の部屋へ迎えに行ってくださった係の方が、手ぶらで帰ってきて、
「うーん、ちょっと、入らないですね。もう一つ入れるものが要ります。
け、結構、大きいですよ…」(かなり困惑されてた感じで笑えた)
彼らは生後半年ほどですでに、それぞれ、リリィが成猫だった時ほどの体重になってたと思います。リリィは特に小さい猫さんではあったのですけれどね。まさか1歳未満の子猫さんに抜かれるとは。
肩から下げられるキャリーバッグと、手で抱えるような紙の箱にそれぞれ猫を入れて、予想外のことに1人で爆笑しながらも、タクシー(Uberです)に乗り込み、帰宅。
訳もわからずにバッグと箱に詰められて、ゆらゆらとゆられ、それでもなんだか大人しい2にゃんでしたが、
とにかく、非常に、重かったです。(Uberの運転手さんに、大丈夫か?助けがいるか?と聞かれました笑 よっぽど苦戦してるように見えたらしい。ここで2にゃん(まだ子猫)を1人で抱えられなかったらそれこそ先が思いやられるので、1人でなんとか運びました)
やっとのことで、荷物を全て部屋へ運び込み、慣れるまでは個室が良いとの判断でバスルームを彼らの部屋にして、バッグと箱から彼らを解放。水を準備し、どんな感じかと様子を伺う。
予想に反して、
灰色ちゃんは、超絶シャイ、でした…
もう、何もかも、怖い怖い怖い…
とにかくどこかへ隠れたい。
見ないで触らないで近寄らないで。
そして、黒ちゃんは、全く物おじせず。
すぐにおもちゃに飛び付き、リリィのおまんじゅう型のベッドにも入ってぐるぐる言い、スクラッチボードの箱でガリガリとやって。
灰ちゃんは、バスルームにある洗濯機の後ろに入り込んでしまって、ずっと出てきてくれませんでした。
まるで灰ちゃんを守るかのように座り、寝転ぶ、黒ちゃん。
その後もしばらくは、灰ちゃんは黒ちゃんに比べるとずっと怖がりで、いろんなところに隠れていることが多かったです。
あんなところにいっちゃって、寒いんじゃないかと思って、フリースを置いてやったり水を置いてやったり、心配しました。
もしもの時のために、少しでも私の手が届くようにと洗濯機(上に乾燥機も載ってるので重いったら…)をぐいぐいと押して動かして。ママ(ン)はそのおかげで腰を痛めたかもしれなくてよ笑
あの、出会いの日の灰ちゃんの愛嬌の良さが嘘のよう。あの日は、やっぱり黒ちゃんの病状が気になり、人間の注意を惹こうと一生懸命愛嬌を振りまいていたのかもしれないなあと思います。
速攻で隠れてしまった灰ちゃんの、それでもちょっと出てきてくれた時に撮った2ショット。リリィのお気に入りだったおまんじゅうのベッドに、2にゃんではまってるのが可愛い。
そんなこんなで、第一日目でした。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
皆さんの今日が光に満ちた良い日でありますように。