指を握る
こんにちは、あんです。
八重のチューリップが今日もとても綺麗に開いています。
昨日の夕方、陰ヨガの2時間のワークショップに参加しました。インストラクターはいつもクラスを取っている、以前にもこちらのブログで記事にしたことのある、とても声の美しい方。いつものクラスは自宅から歩いて5分のヨガスタジオですが、今回はファイナンシャルディストリクトにある別の場所。かつての運動嫌いの私が、わざわざ電車に乗ってまでヨガに通うようになるとは…前向きな良い変化だと自分を褒めてあげます。
夕方5時過ぎだったので、ファイナンシャルディストリクトを歩くとダークなスーツに身を包んだビジネスピープルでいっぱい。そんな中を歩いてたら、自宅の周りを歩くときとは違う、良い緊張が混ざった躍動感のようなものを感じました。
ヨガのクラスルームはいつもの所より小さめ。既にいっぱいにヨガマットが敷いてあって、集まってくる人たちもやる気、というか受ける気満々。陰ヨガって、速いヨガよりも精神的なものに近いところがあって、癒しを求める人たちに人気があるようです。周りがオフィス街だけあって、一日中デスクでコンピューターに向かっていた人がほとんど。まだ火曜日だったので元気そうでしたが、「もう私にはこれ(この陰ヨガのクラス)が必要なのよ〜!」とみんなで声を揃えて話してました。わかるわかる〜。
小さめの部屋なのでインストラクターのレイニーの声がいつもより聞き取りやすい。普段と違う慣れない場所なのに、ヨガマットに横になり、目を閉じてレイニーの声を聞いていたら、すぐにいつものゆったりした気持ちに入って行けて、その現象にちょっと感動しました。
普段のクラスよりも時間的な余裕があるので、ポーズの途中の説明もより丁寧な感じ。いつもながらのしっとりとした落ち着きのある本当にいい声で、朗々と様々な説明が続く。言葉が紡ぎ出されるような感じ。(エキゾチックな容姿でもあり、シェエラザード、という感じです。) 声を聴いているだけでも癒されそうなところを、実際にポーズを取っているので、その相乗効果は計り知れないものがあると思います。
陰のチャイルドポーズの時に、手のそれぞれの指を反対の手全体で包むように握ることによるヒーリング効果について説明がありました。"人差し指は腎臓につながっている"、ということをよく聞いてましたが(大抵のヨガインストラクターがクラスで一回は口にすると思う)、全部の指について聞いたのは初めてでした。帰宅して検索してみたら、日本の医師が考えた仁神術というのを見つけました。アメリカで流行っているらしい(やっぱり、笑)。
正確には是非"仁神術"で検索をしていただきたいのですが(いろんな説明バージョンがありました)、私が昨日聞いたのは大体こんな感じ。それぞれの指が体のどこに通じていて、どんな時に握ると良いか。
・親指……お腹につながっている。落ち着きが欲しい時。
・人差し指……腎臓につながっている。眠れない時。
・中指……怒りを感じている時。(もちろん怒りのパワーアップ(笑)が目的ではなく鎮めるため。)
・薬指……Emotion (感情)につながっている。心と体が離れていると感じる時。不安な時。
・小指……Mind (心、精神)につながっている。頭が疲れている時。
実はワークショップが始まった頃、ちょっとお腹の奥が緊張状態になっていました。多分理由は、大勢のビジネスピープルの集まる雑踏の中で、以前のストレスいっぱいのオフィス勤めをちらっと思い出したから。皆のストレスを無防備に受け取ったかもしれず。まずレイニーの声で落ち着きを取り戻し、この五本の指の説明を聞きながら一本一本指を握っていくうちに、お腹のストレスは消えていました。(中指は、怒ってなかったので握りませんでした。)
皆様、今日はいかがお過ごしでしょうか。お仕事から帰宅途中の電車の中やご自宅での家事・お仕事の途中などに、指を何本か、心を込めてしばらく握ってみてください。知らない間にいい気分になりますよ。
おまけ。昨夜のもう眠くてたまらないリリィ。