毎日幸せを感じるために

幸せをもっともっと感じるために、毎日の気づきを書いていきたいと思います。

朝起きるための音楽

こんにちは、あんです。



このところ、ウイークデイは6時半に起きています。


*以前起床時間は5時半だったのですが、朝の交通事情の変化に伴い、6時半起床が定着しています。今朝水曜日は、夜中に何度も猫に起こされたため、1時間延長しました。


身体に最も優しい目覚め方は、「自然に目が覚めた時に起きる」だそうです。


当たり前といえば当たり前、でもこの現代の世の中、毎日自然に目がさめるまで寝ていることが許される人が、どれだけいらっしゃるでしょうね。


前の晩の身体にちょうど必要だった睡眠の、量と質を満たし、翌朝、身体が自分で「もう起きよう」と思って起きる。


小さなきっかけもあるかも知れない。例えば…


カーテンの隙間から漏れ入る、朝の柔らかな光。
小鳥のさえずり。
心地よい音量で聞こえてくる、遠くの喧騒。
隣の部屋から漂ってくる、コーヒーの香ばしい香り。


私が昔、結構好きだった起床の小さなきっかけは、新聞配達のバイクの音でした。遠くから聞こえるバイクの低いモーター音に始まり、新聞受けを開ける音(カチャ)、新聞を押し込む音(がさごそ)、新聞受けの蓋が閉まる音(コトン)。そしてまたバイクのモーター音がして去っていく。軽く目を覚ますのだけど、多分まだ4時半とかそのくらいでまだ起床には早く、もう一度眠りに落ちるのも心地よかった(特に冬)。


遠くから聞こえてくるバイクの音も聞いているわけだから、私はいったいどの時点で目を覚ましていたんだろうかと、よく考えたら不思議。


もっと昔の記憶も出てきた。牛乳配達の自転車のブレーキ音と、牛乳瓶が触れ合う音。牛乳瓶を入れる専用の入れ物が、「らくれん(酪連)牛乳」と青い字で書いてある黄色い色の木製の箱だったことまで思い出してしまった。音の記憶ってすごい。


話が逸れました。


身体が、もう起きようかなあ、と思った頃に、これらのきっかけが加わって、ふっと目が醒める。理想の朝の迎え方だと思います。


いつの頃からか、朝定時に起きるために、目覚まし時計をセットするようになりました。長い間愛用していたのは、ブラウンの白い真四角の時計。よく見るものは白地に黒の針だけど、私が持っていたのは時計の針がグレーで、真ん中の小さなレモン色の点も可愛く、とても気に入っていたのに、ある時うっかり床に落としたら時間が狂うようになってしまった。


そういえば床に落としたのは、会社勤めを辞め、朝定時に起きる必要がなくなり、目覚まし機能を使わなくなってからだった。10年選手だったので、お疲れ様ということか。(もちろん私が少し気をつけていれば、今も私の愛用品だったわけだけど。)


それ以降は、まれにどうしても定時に起きなければならない時には、iPhoneのアラーム機能を使うようになりました。例えば、「明日は朝一番の飛行機に乗るので朝4時に起きて準備をしなければならない」などという特殊な時にしか使わなかったので、アラームの音も、初期設定のにぎやかな音を使っていました。(ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ、と永遠に続くやつね。)


今年になり、くだんの朝5時半起床(現在は6時半)をほとんど義務付けられた時、考えました。毎朝、まだ身体が眠っている状態のところを無理やり起こすのに、このアラームの音は如何なものか。


まるで、小鳥のさえずりが聞こえてきたように、樹々のざわつきが聞こえたように、遠雷が低く聞こえたように、穏やかに目を覚ましたい。


録音された小鳥や雨などの音は、iPhoneから聞こえてくる音としてはあまりにも人工的でした。それでは、音楽にしてみよう。


iTuneでダウンロードしていた曲の始まりを、片っ端から聞いて見る。そして…


見つけました。私が、今朝一番に聞いて、1番心地よい音楽。


『あの夏へ』ジブリ映画「千と千尋の神隠し」より (久石譲作曲)



One Summer's Day - London FILMharmonic Orchestra


私の持っているのはサウンドトラック版。ここで紹介しようと思ってちょっと探してみて、無料で聴ける演奏の中では、これがサウンドトラック版の始まりのピアノの箇所が、1番近いかなと思いました。(その後のアレンジが少し違います)サウンドトラック版は、やはり演奏も録音も綺麗なのでおすすめです。


始まりのピアノのアルペジオが、朝の目覚めを優しく促すのに、ぴったり。(と思いませんか?)


数分進むと、音楽がエキサイトしてくるので、そうなる前に止めないと、えらい賑やかなことになってしまう(ので止めないといけない)、というおまけ付きです。


この曲を選んでからは、朝起きるのが楽しみに。設定したての頃は、この音楽に起こされるのが楽しみで、設定した時間の1分くらい前に自主的に起きて、そのままベッドの中でとても幸せな気分で、音楽が始まるのを待っていたりしました。


一緒に寝ている猫のリリィも、iPhoneから音楽が流れたら(ママが)起きる時間であるということは理解しているようで、すでに目は覚めていても音楽が流れるまでは私の枕の上でペタッと平たくなっていて、流れ始めたら起き上がり、毛づくろいや伸びを始めます。(という状況を、寝ているはずの私はどうして知っているんだろう…人の意識って不思議ですよね。)


ああ、明日の朝も、千と千尋で幸せに目覚めようっと。


読んでいただいてありがとうございました。
今日も皆様にとって、穏やかで幸せな1日でありますように。

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